国立博物館としては東京、奈良、京都に次いで4つ目、100年ぶりに開館。

プレイベントではホールで市民合唱団が「歓喜の歌」で祝った。
ボランティアガイドが290人も参加。
入場者数は2日目で2万人を超えて大盛況。
など、まずは順調な滑り出しのようです。

九州国立博物館開館!
<まずはアクセス>
3号線で大宰府を超えて交通標識上のサインに従って走ってみることに。
君畑交差点を超え、高尾交差点で左折し、原交差点を直進する。
国博駐車場の案内が出てきたが、残念ながら今日は満車。
結局、ぐるっと回り、太宰府天満宮近くの私設パーキングに駐車した。

<博物館まで歩く>
天満宮に入り、宝物殿と菖蒲池の間を抜けるとトンネルの入り口にたどり着く。
トンネル入り口








「虹のトンネル」のエスカレーターで2段上がり、動く歩道でエントランスへ。
南北80メートル、東西160メートル。ジャンボジェット機が2機入るほど。
外観は関西空港のようなデザインだが、丘陵地帯の緑にすっと溶け込んでいる印象。
外観








<建物の印象>
写真より実物はかなり大きく、非常に明るいですね。
1階のエントランス・ホールは天井が高く、ゆったりしているせいか、
これまでの博物館のいかめしさは全くない。
1階には子供達にアジアの多様な文化を体験してもらう「あじっぱ」、
ミュージアムショップなどがある。
エントランスホール








<特別展示>
長いエスカレーターを上がり3階に着くと特別展示室へ。
開館記念特別展『美の国日本』は11月27日まで。

チラシを読むと、
九州初公開の正倉院宝物や韓国・中国の名品。国宝級の美がここに終結。
仏教の導入から国が出来るまでの古代と、キリスト教宣教師の来日から明治維新に
かけての二大変革期に焦点を当てた展覧会だと。

あまりの人の多さで、国宝の金印「漢委奴国王」(福岡市博物館)のそばに寄れず、
「洛中洛外図屏風」(米沢市上杉博物館)、「花下遊楽図屏風」(東京国立博物館)
などの国宝も見れず残念でした。

<常設展示>
次は、エスカレーターで4階に上がり、常設の文化交流展示室へ入る。
『海の道、アジアの路』はいにしえの時代からのアジアとの交流の窓口「九州」に
見て、聞いて、触れる「生きた博物館」が生まれたとして、旧石器時代から近世の
ヨーロッパからの接近までの文化を紹介している。
梵鐘








写真は国宝 日本最古の梵鐘(大宰府 観世音寺所蔵)7世紀・飛鳥時代のもの。

4階にはアジアの民族造形に精力を注いできた金子量重記念室が併設。
ハイビジョン・サラウンドを備えた40席のシアターがあったが、
すでに当日の入場整理券は無くなっていた。

<帰路の楽しみ>
約2時間半の滞在はあっという間に終わり。
大宰府名物「梅が枝餅」とお茶で休憩して、足を伸ばして温泉に。
夕方の渋滞を抜けて30分で二日市の日帰り温泉に到着。
二日市には共同温泉『バーデンハウス』『御前湯』『博多湯』の3箇所が
目の前の距離に集まっている。

今日は硫黄の匂いがわずかにして一番好きな『博多湯』に入浴したので、
帰りの車内は硫黄が匂うようでした。

それにしても博物館は大混雑してましたね。