19日朝から目一杯仕事をしたので話し疲れたから、夕食は宿泊しているホテル近くに
しようとフロントで聞くと、中央駅裏側の西口ロータリー近くにある店が良いとのこと。
店の名前は「吾愛人」“わかな”と読む。
パンフレットを読むと、鹿児島の作家 故鳩椋十さんが読んだ詩から命名した名前の
ようだ。
 『常夏の国奄美では愛人のことを かな という
  客人を迎えるを愛人に対する如く真実と誠意を
  つくすことを忘れないのよ』

この店の本店は天文館の方にあり、12月8日鹿児島大学シニア留学の打ち上げを有志で
すると誘っていただいた店だ。金曜と言うこともあって部屋を無理して確保しただけ
に超満員で印象の強い店だった。その店の中央駅店だったので行ってみて2度ビックリ。
鹿児島出身で大阪の同じ事務所の前後の席で働いたことのある同僚と鹿児島で会って
案内してくれた店だったのに気がついた。

吾愛人電話でカウンターなら予約出来ると言われ
入ってみたら、またまた超満員の繁昌店だ。
まず元気が良い。素人っぽい女性店員が一生懸命
働いているのがほほえましい。料理もうまいし、
一人鍋の燃料が消えかかると直ぐ声がかかるし、
常に気配りしている。はやるはずだ。

気持ちよくなって店を出て、さあ温泉銭湯を探すぞと歩き出したがなかなか到着しない。
いいかげん歩き疲れたので自動販売機前のおじさんに尋ねると全然方角が違うと
言われ、すぐそばにお風呂があると教えられたのが「西田温泉」。

西田温泉西田温泉の中


これがなかなか良い風呂。入ったら若い人が一人だけで、水風呂で飛び跳ねているだけ。
空いているのでゆっくり入り、僕も真似して水風呂に浸かると、体がジンジンしてくる。
これが快感だなんて我慢して、また熱い湯に入る。

市内の温泉銭湯はいずれも循環させているが、毎日洗えば清潔だ。
飲泉もそのまま湯船に入っている。飲泉してみると、塩気は強いがなかなか良い味だ
し、これが鹿児島の温泉の楽しみだと感じた。

中央駅から歩いて8分とある。中央駅近くでは「みょうばん温泉」と思っていたけど、
西田温泉もお勧めできる温泉。次回はみょうばんにも入ってみたい。