鹿児島から産業道路に出て平川の交差点で山の中に入る。
鹿児島の地理がまだ頭の中に出来ていないけど、実際に車で走るとだんだん覚えるね。
妻は「知覧は特攻の町」というイメージしかなく、ガイドブックを見て武家屋敷が
あると知って知覧に行きたいと思ったようだ。

武家屋敷の無料駐車場武家屋敷群や特攻平和会館への道路標識を見ながら
進むと、赤い二階建てバスが見えてきたので
車を止めると、武家屋敷群の無料駐車場が筋向いの
橋を越えるところにあると教えてもらった。
目印は蕎麦道場が右に見えてきたら、直ぐ左に細い橋があり、
橋を越えるとそこが無料駐車場だ。
ここが武家屋敷通りの一方の出発点。すぐ横の屋敷が
「森重堅氏庭園」で、ここで7庭園共通入園料を払う(大人500円)。



武家屋敷の自動販売機は面白い想像した以上に長い通りで、家は石垣で囲われている。
どことなく沖縄風だと思ったら、知覧の港が琉球貿易の
拠点だったから、屋敷の作り方が沖縄に似ている。
島津藩時代の歴史を感じるたたずまいだ。


門柱前には四角のお餅をさした木の枝を見つけた。何だろうと思っていたら、偶然
南日本新聞で見つけた記事に「小正月のメノマチ飾り」の風習が紹介されていた。
エノキの枝に13日朝からついた丸もちを飾り付け、二月一杯は飾っておくらしい。
新聞記事では丸餅だけど、このお餅は四角だったのは地域の違いか?

入り口にはメノモチ飾りがあった石垣は琉球風武家屋敷の生け垣は面白い形にカット

武家屋敷通りは想像以上に美しい屋敷や庭園と琉球の影響を受けた石垣や石塀が印象
的だった。これからもしっかり後世に残していきたい町並みだね。

西郷恵一郎邸には梅の花
この日はかなり暖かく、武家屋敷を歩くときも
セーター一枚で充分だった。
そのせいか西郷恵一郎邸には梅まで咲いていた。




表通りを歩いて赤い2階建てバスのあるお店「ブルームスベリー」で昼食を食べようと
入った。この建物の奥には「さつま英国館」という歴史資料館を併設している。
ポークの紅茶煮サンドイッチと紅茶、サラダ付き(820円)を頼んだ。
紅茶で味をつけた煮豚はなかなか良い味でした。

ブルームスベリーポークの紅茶煮サンド