良い映画だと分かっていてもどうも映画館で見ることの出来ない邦画だけど、
「Always3丁目の夕日」に続いて家庭で見たDVDはやっぱり涙が出たね。

フラダンスとハワイアン音楽は3年間のハワイ生活ですっかり染み付き、今もハワイ
アン音楽は手元から話せない。だから、この映画がどこまでハワイを再現しているの
だろうかと思うと、あまりこの映画を見たくないという気持ちもあった。

そういう意味では「フラ・ガール」は常磐ハワイアンセンターの映画であり、炭鉱の町の再生
をかけた人々の情熱が見るものに感動を与えた映画。

練習シーンでは棒を持って指導

プロ・ダンサーのつっぱった役回り、その先生に反発しながらも、必死で踊り始める
ダンサー見習い生。炭鉱で頻繁に起こる落盤事故での悲しみの中で踊り続けるダンサ
ーのプロ魂。炭鉱の町を去る先生を教え子達が駅でフラのメッセージを伝えるシー
ン。親に勘当を言われても必死にダンスを踊り続ける姿を見て、協力し始める母親の
愛情。そして最後はハワイアンセンターでのフラダンス。家のほうが回りを気にせず
泣けるのも良いね。

映画に期待する要素は色々あるけど、フラ・ガールは随所に感動するシーンが盛り
こめられた映画でした。
フラ・ガールのタイトルソングを演奏したジェイク・シマブクロは、日本で今一番
知られたハワイアン音楽の演奏家かな。彼はウクレレをエレキ・ギターのように
アップテンポで飛び回りながら奏でる人だけど、フラダンスに欠かせないハワイアン
音楽がもっと日本で人気が出ると個人的には嬉しいなあ。

フラガール ハイライトシーンです

ヤフー映画の解説:
昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を
基に、フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描いた感動ドラマ。
『69 sixty nine』の李相日監督がメガホンをとり、石炭から石油へと激動する時代を
駆け抜けた人々の輝きをダンスを通じて活写する。主演の松雪泰子をはじめ、『花と
アリス』の蒼井優や南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代らが魅惑的なフラ
ダンスを披露する。

時代の波で閉鎖に追い込まれた、とある炭坑の村では、危機的な状況の中、炭坑で働
く人々はツルハシを捨て、北国の寒村を“常夏の楽園”に変えようと立ち上がった。
村の少女たちは腰みのをつけ、肌もあらわにハワイアンムード満点のフラダンスを踊
りはじめるのだが……。 (シネマトゥデイ)