前日のニュースで大宰府にある竈門神社の紅葉を放送していた。2日、紅葉も盛りは過ぎているとは思ったが、竈門神社には行ったことがなかったので、昼から出かけてみた。

竈門神社都市高速「大野城」で降りて、飯塚大野城線に入り、「四王寺坂入り口」を右折して大宰府に向かった。竈門神社へのアクセスマップを見て、大宰府市内の混雑を避けていったのが良かったのかスムーズにたどりついた。神社への入り口がそのまま駐車場になっているので、駐車料400円を払ってメインの駐車場に停めた。境内までの坂道には紅葉の木が生い茂っていたが、やはり盛りが過ぎ、枯れ始めていた。1〜2週間遅いという印象だった。

大宰府の背後に宝満山があり、麓にあるのが竈門神社から宝満山頂(830m)へは母が福岡に住んでいたときにも何回か登っているけど、なかなか急でたいへんよと言われてこれまで足を踏み入れたことが無かった。福岡にいる間に一度は登りたいと思いながら機会が無く、宝満山への登山口を確認するために境内から左へ抜けて横道へ出る。

山の図書館式部神社

唄声が聞こえてきたので見ると、大宰府在住の会社の先輩から話に聞いていたログハウス「山の図書館」からだった。山の愛好者で自主運営されている全国でも少ない山岳図書館。珍しい丁度この日はスタンダード・ジャズのライブだった。その隣には、蕎麦屋「山公」があり、十割そばが美味しそう。その横が式部神社で、ここから登っていくようだ。ここの紅葉は太陽の光が透けて見えて結構綺麗。

有智山荘妙香庵

温泉にでも行こうかと思い駐車場まで戻ると周辺地図があり、まずは有智山荘の名前に惹かれてぶらっと歩いてみた。随分古い建物で、土日曜だけ予約すれば食事が出来るという案内がある。演奏会とかイベントなどの会場になっているようだ。神社に戻る途中、下り坂がありどんどん降りていく。大きな仏像が見えてきたので近づいていくと、宝満山を背にして立っている。天台宗妙香庵が昭和62年に建立した身の丈5mの伝教大師尊像が玄界灘の向こう、中国に向いている。さらに下っていくと、やがて竈門神社に向かう道に合流して戻った。わずか30分の散歩だったけど、見知らぬ土地を歩く楽しみがあるね。ダンプカーや遠くには裸になった山肌が見えたり。

都久志の湯美しい夕陽でした

最後は、車で竈門神社から右奥へ600m進むと、お目当ての「九州温泉村・都久志の湯」。
入湯料金は500円。泉質はラジウム泉。内湯は広くないけど、打たせ湯、サウナ、露天風呂はゆったりとして良かった。家族風呂もあり、食事場所もあった。
太陽がゆっくり沈む所が神社に戻る帰り道で見ることが出来、得をした気分で家路に着いた。約4時間の大宰府までのドライブだったけど、それなりに楽しいものだった。