「美しいものが美しい」という丸山太郎の言葉が印象的な、館内には思わず使ってみたい松本家具や韓国李朝時代の家具、船内で使った隠し引き出しのある家具などが所狭しと展示されている。特に詳しい説明がないのは、丸山が柳宗悦の「知らば見えじ、見ずば知らじ」という言葉に忠実に従った故とある。なまこ壁の蔵の中の椅子に座り、松本家具を眺めるのはなにかほっとする。
館長の案内も受け約2時間滞在した後、松本を代表する旅館「明神館」に向かう薄川を見下ろす入山辺の道から北アルプスを眺め、松本市内に戻った。
昼食前に、松本を代表する蔵作りの中町から、女鳥羽川を渡り、大正ロマンの街、上土(あげつち)町界隈を歩いた。午後の訪問先への手土産として、評判を聞いて松本といえば有名なフランス菓子「マサムラ本店」でベビーシュークリームを買った。10個入りを頼むと東郷青児の包装紙で包んでくれる。1個(110円)だけ試食したが評判だけあっておいしい。
そして、昼食は一度入ったことのあるレトロな雰囲気の「おきな堂」で取り、ホテルに引き返し、車で富士見町に向かった。
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