ヤフー映画の興行成績を見ると、レッド・クリフがまだ1位だった。三国志は吉川英治の小説ものを昔何回も読んだし、吉川三国志を忠実に再現した横山光輝のコミック三国志も読んでいたので、わざわざ「赤壁の戦い」を見なくてもと思っていた。

内容はこれでもかと雲霞のごとく兵士が押し寄せる重厚な戦闘シーン、諸葛孔明と周瑜の演奏シーン、そして亀甲を思わす戦術の迫力と見ごたえ充分だった。「レッドクリフパート1」は、まるで来年4月に上映するパート2の予告編のような映画の印象だったが、三国志を知らない人にとっては正に赤壁の戦いの序章だったのではないか。特に、金城武の演じる孔明は大変良い出来だったようだ。

RED CLIFF(赤壁)

<ヤフー映画から>
解説: 『M:I-2』などの巨匠、ジョン・ウー監督が100億円を投じて作り上げた歴史アクション大作。中国の英雄伝「三国志」を基に、国をかけて戦う男たちの壮大なロマンと、彼らを陰で支える女性たちの姿も浮き彫りにする。才気あふれる軍師を演じるのは『LOVERS』の金城武。彼とともに戦う知将役に『インファナル・アフェア』シリーズのトニー・レオンがあたる。2人の偉大な英雄ぶりに目を見張り、華麗で鮮やかなアクションに息をのむ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。(シネマトゥデイ)