飫肥から霧島へは、都城から宮崎自動車道に入り、「高原(たかはる)インター」で降りて、うす暗くなったきた中岳や高千穂峰を見ながら、霧島に入った。宮崎から霧島にはこのルートが早いとホテルでも聞いたけど、明るければなかなか良いドライブコースだと思う。地図を見ると、霧島バードラインとあった。

24日は朝から雨が降っていたので、早い目に鹿児島に抜けることにして、天降川(あもりかわ)沿いの新川渓谷を走り、日当山温泉郷を目指した。天降川沿いには塩浸(しおひたし)温泉や、安楽温泉、有名な妙見温泉などが続き、木々も多く、癒しを感じるドライブコース。隼人市に入り日当山の地名が見えてくると、お目当ての温泉「西郷どん湯」ももうすぐ。

日当山温泉 西郷どんの宿日当山温泉センター

西郷隆盛はなかなかの温泉好きだったようで、日当山温泉には明治元年から9年に4回来ていると「僕的かごしま泉歩」で紹介されていた。ところが残念なことにこの日は第4月曜で、月1回の定休日でお休み。ここは昔から「まむし湯」と呼ばれ、今なお湯治に訪れる人がいるくらいでお宿が公衆浴場を経営している。それで、すぐそばにある「日当山温泉センター」に入ってみた。泉質は単純温泉とあったけどなかなか良く、霧島から鹿児島に抜ける立ち寄り湯にはよい。

姶良(あいら)町重富あたりからの桜島と錦江湾日当山から隼人を抜けると、鹿児島湾(錦江湾)がしばらく見える。この日は残念ながら雨が降ったりで、この鹿児島湾沿いの10号線からは桜島はすっかり雲で覆われて見えなかったけど、桜島が見えると本当に良い眺めで好きなルートの一つ。

小松帯刀の銅像西郷隆盛の銅像前には人が多い

鹿児島市内に入って今回のお目当ては小松帯刀像を見つけること。西郷隆盛の銅像の向かいにあると聞いていたので、照国神社横に駐車し、中央公園をブラブラ歩きながら、探して見る。これまで何回も歩いていても気づかなかったのが不思議で、中央公園横、県文化センター前に小松帯刀が立っていた。本当に、西郷隆盛銅像の向かいにひっそりと立ち、三公像(島津斉彬、島津久光、島津忠義)の立つ照国神社に向かって造られている。

鹿児島市立美術館玄関前のロダンの彫刻『じめさあ』の石像がひっそりとあった

西郷隆盛の銅像は鹿児島市立美術館の一角に立つが、美術館に向かって左側、西郷隆盛銅像の背後に、『じめさあ』と親しまれている島津家18代家久の奥方、持妙夫人像がひっそりと建っている。器量は優れないが、心優しく幸せな家庭を築いた夫人の人柄を慕って毎年10月の命日に人々がおしろいや口紅を塗って夫人にあやかるようにおまいりする慣わしが残っている。鹿児島は『田の神さあ』の像も多いが、『じめさあ』もどこか温かみがあって鹿児島らしい。