沖縄2日目の夜は、前日が沖縄料理だったので肉系を食べてから民謡酒場に行く予定だった。ホテルのロビーで雑誌をみていると、伝統的なぶくぶく茶が飲めるところがあるのと、少し離れたところにある沖縄の洋食屋が記事で紹介されていた。

ジャッキーズ・ステーキハウス 雑誌に紹介されていた「ジャッキーズ・ステーキハウス」に予約できるか電話すると、予約できないと言われ、早い目にホテルから歩いていくことにした。



ジャッキーズ 店内はどこかレトロでした 予約できないとはどんな所だろうと思いながら店内に入ると一瞬だけどあまりに古く、まるでホノルルのローカルレストランと間違える雰囲気で驚いた。ステーキハウスという名前よりは単なる古いままの食堂だけど、地元の方でほぼ満席でした。

ニューヨークステーキを頼みました 沖縄産のパイナップルワインはもちろん甘いが合う

さっそく、ニューヨークステーキとサーロインステーキの定食に、沖縄産のパイナップルワインを頼んだ。スープとご飯が出たと思ったら、すぐにステーキが出てきた。手ごろな値段で、サムズとか国際通りにある観光客用レストランと違うB級グルメも美味しいものでした。

うっかり財布を忘れ、妻もお金がなくなっており、ホテルに財布を取りに戻るハプニングもご愛嬌でした。今どきカードも使えずすいませんと、女将さんも恐縮しておられたそうだ。外に出ると結構空くのを待っている人がいる。本当に人気のある店でした。

ゆいレール一日乗車券の元を取るため一駅だけ乗って、国際通りに戻り、民謡酒場に行く前に、昨日から気になっていた「ぶくぶくー茶」の飲める場所を探した。

ぶくぶく珈琲に惹かれて入った琉球珈琲 琉球珈琲館」でぶくぶく珈琲が飲めるとあったので、2階に上がって、狭い店内の陳列棚を抜けて通りに面した椅子に座る。僕はぶくぶくー珈琲を止めて「ぶくぶく茶」、妻は「トロ珈琲」とレモンケーキを頼んだ。

ぶくぶく茶は独特の香りが飲んだ瞬間にします ぶくぶくー茶は店によって異なるそうで、琉球珈琲館では国産の焙煎大豆に、沖縄産ウコン、ゴーヤなどをブレンド。ココア並みの豊かなコクが特長とメニューに書いてあった。

戦前の沖縄の家庭でも良く飲まれていたものをここ10年、復活させようという「沖縄ぶくぶくー茶保存会」の活動が徐々に浸透しているそうだ。ぶくぶくー茶は人と人をつなぎ、和やかなお茶で、振り茶(泡を立てて飲むお茶)の仲間といわれている。富山県、島根県、鹿児島県に似たような振り茶があると紹介されていました。口に入れた瞬間に豆の良い香りがすっと通り、なかなか病み付きになる味でした。

ぶくぶく茶を楽しんで、いよいよ民謡酒場に繰り出そうといくつか物色するがいまいち決まらずうろうろ歩いていた。店内からライブの様子が見えたので、店内はほとんど若い人ばっかりが見えたけど、思い切って入ってみた。これが大正解でした。

ライブ居酒屋 和の市に入って正解でした 店は、居酒屋ライブ「和の市」。ライブは毎日やっているようで、この週末は「ジュン」の島唄・ポップスでした。





最後に飲んだ泡盛は「まさひろ」 泡盛は糸満市の酒造会社のまさひろを頼んだが、泡盛の独特の味が美味い。

店内は賑やかなので、最初は失敗だったかなと思っていたら、アップテンポな島唄になると店内は大盛り上がり。ジュンのオリジナルになると、またしゃべくりタイムであまり歌を聴いていないと思っていたら、奥にはおじさんたちが一人、二人と聞いている。結局2回目と3回目のライブを楽しみ、合いの手を入れたり、はもったり。随分楽しい夜になりました。

準さんのライブは楽しかったですね ジュンは3曲の入ったオリジナルCDを昨年8月に発売。僕たちだけでなく結構買っていました。3月25・26日神戸と大阪の琉球料理の店でもライブがあるので、妻は行きたいと姉妹に声をかけています。