7月5日、新現役の会「夜なべ談義」に参加するため八女市上陽町の廃校になった小学校の跡地利用している尾久保研修所に前泊したので、昼前に解散してから隣接している星野村に車2台4人で向かった。同行のH夫婦は後で知ったのだが、茶の文化館や星の文化館の立ち上げに携わったそうで、いろいろエピソードを聞くことも出来た。

上陽町から星野村に入ってくると、思ったよりなだらかな斜面で大きな空間を楽しむことが出来、まるで信州にいるかと錯覚する印象。さきに星野茶を飲み、温泉に入ってから昼食を取ることになった。

「星野村は面積81k屐Ω与1,200戸・人口約3,500人。周囲を山林に囲まれた気候温暖で自然の景観に恵まれた山村。田畑も急斜面に石垣を築き、段々畑を作っている。
星野といえば星野茶で有名ですが、標高200〜800mで朝夕の気温差は著しく、朝霧の発生を促している。この自然の恵みを得てお茶やお花の生産が盛んで、特に伝統本玉露栽培は質・量とも日本一であり全国でのシェアは40%以上を誇っている。」と紹介されている。

まずは「星のふるさと公園」にある「茶の文化館」でお茶を頂くことにした。開館してから15年が経過しているそうだが、お客さんは結構入ってくる。星野村の山並みが大きな窓から一望でき、眺めが良い場所で、食事やお茶を楽しめる。

ロビーでは抹茶引き体験を若者がしていたしずく茶のセット

星野抹茶と星野玉露しずく茶のいずれか(入館料500円で選べる)から、しずく茶を頼む。しずく茶は煎茶道のすすり茶を元に考案したもので、まずは一煎目は45度に冷ましたお湯を注いであるので、そのままふたを少しずらして軽く押さえて玉露をすする。玉露茶のコクと旨みが味わえるのにびっくり。二煎目は60度前後のお湯を茶葉の上から注ぎ、一分待って飲む。一煎目から比べるとかなり甘みが減っている。更に三煎目を飲むとこれはかなり玉露の味を失っている。ここで、和菓子を食べ、80度の熱いお湯を注いで四煎目を飲むと、これはもう普通のお茶の味。こんなにも味が違うのかと実感した。最後に、茶葉に酢醤油をかけて食べてみるとこれはもう野菜の一種と言うべきもので、お茶をこうやって食べるという素晴らしいプレゼンテーションになっている。まるごと食べることで、水に溶けない養分も摂取できるのは印象に残る。

レストラン「湖畔」で昼食団子汁定食を頼む

お茶の次は、喫茶&レストラン「湖畔」でお勧めの団子汁定食を食べる。大分県や熊本県でよくたべるものだが、野菜たっぷりでおいしくボリュームたっぷりで700円。ロッジ風の木造の建物で、簡単な食事や地域産品も売っている。

おばしゃんの店と赤い自動販売機昼食後は歩いてすぐそばにある元気の出る「おばしゃんの店」に行く。星野茶やまんじゅうなどが手頃な値段で手に入る。僕は芋まんじゅうを売っていたので、味見で1個だけ買いました。よもぎのまんじゅうといえば小豆のあんが当たり前と思っているので、そのイメージが強すぎて、家で食べたけど何となく食べにくいものですが、あっさりしておやつには良いようです。

星の温泉館「きらら」そして、満腹になって前日から入浴しないままだったので、日帰り入浴をしに温泉館「きらら」へ移動した。きららは公営の宿泊施設「池の荘」に併設されている。この日の男湯は残念ながら眺めがよくなかったのは残念でした。池の荘は公共の宿ならではの料金と最上級のおもてなしを合言葉にしており、同行した夫婦が泊まったことがあるそうで、リーズナブルでよかったとのこと。14室、洋室や和洋室もあり、機会があれば是非泊まってみたい。

ついでに、若者定住促進住宅「まんてん」を案内してもらった。大阪に引き上げずに、ひとりの生活だったらこの施設で滞在してもらいたいねなんて言われ、話しが盛り上がってしまった。一人ならじゅうぶんなスペースがあり、村がこういった施設を用意して若者に来て欲しいそうで、空き室が何室かありました。

きららでゆっくりしていると、美しい石積の棚田があると教えてもらった。最近は九州各地に棚田があると知ると、出来るだけ見にいくようにしている。

見上げんばかりの棚田星野村の棚田は石積みで代表的な景観のひとつであり、展望台から棚田を見上げるのは珍しいと思って案内板を読むと、「星野の棚田は急な斜面に造ってあるために細く長いのが特徴で、山の斜面に帯状に連なり、山すそ野から山頂まで続く様子は、まるで天に向かって伸びる階段だ」と記されていた。この広内・上原地区の棚田は1995年「美しい日本のむら景観コンテスト」農林大臣賞受賞、1999年「日本の棚田百選」に選ばれている。

棚田から合瀬耳納(みのう)峠まで来るとなだらかな斜面に茶畑が広がる。見晴らしのよい場所で車を停めて、遠く大分側にひろがり山々の雄大な景色を楽しんだ。

「調音の滝」前のベンチに座ると寒くらいだった最後に、浮羽町へ降りていく途中の「調音の滝」で休憩。滝の高さ、27m、幅9m。水は崖の上からイロハという字を書くように落下し、別名「イロハ滝」とも言われているそうだが、先週末からかなり雨が降ったこともあり、涼気たっぷりで寒いくらい。
星野村というロマンティックな名前の村を走り抜け、オゾンたっぷりのドライブでした。今回は運転せず、同乗しているだけだったので、いつもと違って景色を楽しむことが出来ました。運転者さん、お疲れ様でした。