研修2日目昼までの時間に2コースに分かれて、杵築の町を歩いた。杵築市は杵築の町を恐らく日本唯一だろうと『サンドイッチ型城下町』として売り出している。

確かにこれまで訪問した城下町にはないユニークな町並みだと前回歩いたときに感じた。南北の高台に武士が住み、その谷間に商人が住んでいた町並みであり、武家屋敷や商家が当時の姿をとどめ、江戸時代にタイムスリップしたかのような城下町をゆっくり堪能をと、PRしている。

そして、昨年「杵築ど〜んと丼」、今年は「きつきサンド」を参画した食堂や喫茶店とルールを作って提供している。そのルールとは、地元食材、オリジナルな演出、3品以上のセットで、笑顔でお客様を迎える、提供店の連携で食の追及をすることなどだ。サンドでは、パンや米、クレープ生地などで挟むが加わっている。
昨年なんの情報も無く杵築を訪れたときに、町の中で無料駐車場があちこちにあり、停め易く、車の利用者には大変ありがたい町づくりをしている。

杵築城からの眺めまずは杵築城近くの駐車場で降りて、城山公園を上がり、杵築城に向かった。守江川は遠浅になり、シジミを取る船が見えた。2度目の訪問なので天守閣に上がらず、1階の展示資料をゆっくり見て回る。


気になっていた重光葵の写真や経歴などの展示を見た。明治元年の杵築藩士の住居地図には武士の名前があり、当時を彷彿とさせる。

杵築レトロ館杵築城から城山公園を降りて、杵築レトロ館に立ち寄った。この日は定休日にも関わらず特別にオープンして頂いた。昭和の時代そのものの展示があり、古いアルバムを見つけ、昔の杵築の町並みが見れ、興味深かった。

商人の町に出るまでは昔の道で狭いが、商人の町は拡幅工事が終わり、広々としている。

神田米穀店神田米穀店 鏝絵
商人の町では鏝絵(こてえ)がないか探してみた。鏝絵は別府の町歩きで見たことがあるが、杵築や山香(現在は杵築市に入った)は全国有数の数の鏝絵が見られると知っていた。鏝絵は左官職人が鏝を使って描くもので、江戸末期から明治時代にかけて盛んに作られている。恵比寿・大黒などの七福神、鯉・鳩・鶴などの縁起が良いといわれる動物などの絵柄が、民家の妻壁や戸袋に描かれている。

商人の町の中央にある飴屋の坂から南台武家屋敷を抜けて、寺の集中している寺町に向かった。説明によると、戦争などで城が危ないときは、寺町に集まるという指示が出ていたそうだ。5寺と1教会が集まっているが、車が通り抜けるだけでここまで訪れる観光客はあまりない。

長昌寺 奥方の墓所まずは「長昌寺」に入る。枯山水庭園と杵築藩主松平候の奥方の菩提寺なので、殿様の寺を探しながら残りの寺を見ながら行くと、養徳寺は荒れ放題だが境内も大きく入ってみると、ここがどうやら松平家の菩提寺のようだが人気も無く不思議な印象を持った。

一松邸への門 寺町から、一松(ひとつまつ)邸に向かった。武家屋敷群の江戸時代の建物とは異なり、一松邸は昭和初期の贅沢な素材と技術を使った造りで、木造建築の素晴らしさを実感できた。


一松邸 一松邸は現在の場所に移築されたため、奥の家族用の部屋からは、杵築城と守江湾の素晴らしい眺めが楽しめた。時間があれば一見の価値ありでした。




サンド竹取物語
昼食は少し早かったが、一松邸と杵築城下町資料館の横にある食事処「松樹」に入った。杵築ど〜んと丼ときつきサンドメニューがあり、僕は「サンド竹取物語」(ドリンク付き、980円)、他のメンバーは炭火焼せせり丼(吸い物付き、1000円)を選んだ。大分県のシンボルである竹をイメージし、山香牛・鶏せせり・豚かつをフランスパンに挟んだアイデアメニューで、意外とボリュームがありました。

短い時間だったが、杵築の坂道と大邸宅と寺町通りを歩き、江戸や昭和の時代を懐かしく感じながら歩くことが出来た。