九州の温泉の締めくくりとして行くなら何処が良いかと考えると、小浜温泉と別府・鉄輪温泉に入りたい、そして金鱗湖周辺を歩くのが楽しい湯布院温泉にも行きたいと考えた。そこで、週末にまずは小浜温泉に出かけた。

小浜温泉は源泉の温度が100度近くと高く、食塩泉で肌に優しいという優れ物だが、その温泉の質だけでなく、千々石(ちじわ) の海岸線から小浜に降りて行く景色や、雲仙リゾート地の麓に位置した華やかりし温泉を感じさせるところも好きな理由かな。

これまで小浜で泉質が一番良かったのは「旅館 ゆのか」だと思うが、妻にどこに泊りたいかと聞くと「旅館 國崎」が良いと言う。 理由は前回一泊朝食で朝食が美味しかったから夕食が食べたいと言う。

CIMG9461國崎は客室9の小さな宿だが、2つの内湯と貸切風呂が3つある。100mの地下から湧出する自家源泉は97度、弱アルカリ性塩化ナトリウム泉は加温、加水、消毒、循環など一切ない。日本秘湯の会に入っていると聞くと良さが想像できる。<写真は露天風呂>

今回の部屋は8畳と板の間に椅子とテーブル、鏡台とスペースは充分。ユニットバスは興醒めだが、何より寝易いふとんは高級旅館並みで良い。

CIMG9452CIMG9453夕食は地元の食材を使い、目を楽しませてくれる。さえずりやふぐ、握り寿司などの先付けや刺身数種、もみじ豚のしゃぶしゃぶはどれも美味しい。

CIMG9455CIMG9459僕らが選んだ料金 は一番下の14,000円だったが、会席料理としては十分だ。



CIMG9465朝食前に30分山側の道を歩き、小浜の町を眺める場所を求めていると、手の入っていない棚田や苔むした石垣が見えてきた。




CIMG9472散歩から戻り、旅館の近くにある脇浜共同浴場に行った。昭和12年に建てられたという老朽化した木造の建物に入ると、脱衣場や大浴場はレトロそのもので雰囲気が良い。


CIMG9473浴槽は二つあるが、熱くて本当に気持ちが良い。朝風呂で話している地元の男性二人の言葉は半分以上わからないが、毎日のように通っていて楽しそう。旅館に戻り朝食を取るが、体が温泉に包まれたようで汗ばんでくる。



食後は玄関横のラウンジでコーヒーを飲みながら新聞や雑誌に目を通す。至福の時間だ。旅館をチェックアウトし、長崎市に行く予定を取りやめ、雲仙仁田峠に行った。
CIMG9488普賢岳の見納めにと無料になった周回道路を上がって行くと、雲海が眼下に見えてきたので、途中の展望台でストップ。周囲の景色は雲が厚く全く見えず不思議な光景に遭遇した。



CIMG9481この展望台からはもちろん普賢岳と平成新山が見える。昨日は雨で全く見えず、眼下の雲海と穏やかな景色の山が見えて上がってきて良かった。



CIMG9492仁田峠からは雲仙ゴルフ場や旅館街が雲が切れて良く見えた。思いがけず 雲海まで拝めて良かった。