プロローグは八千草薫が扮する老婦人が昭和20年8月に起きた悲劇をずっと胸にしまって来たが、夫が亡くなったいま、家族にその秘話を語る。
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原作は浅田次郎が1993年に発表した同名の小説「日輪の遺産」を映画化したもの。

日本軍がマッカーサの秘宝なるものを奪い、敗戦後の日本復興に活用するため、占領軍に発見されないよう日本国内に隠匿する実行部隊として、中学生二十人と引率教師が選ばれる。その管理をする将校に対して、隠匿したことを発見されないよう上からきた命令は残酷なものだった。
一転して舞台は戦後に移り、その任務を命じた陸軍上層部が自決や戦犯として処刑される中で、残ったメンバーがそれぞれなりにどうかかわっていくかが描かれる。

邦画をお金を払ってみることがほとんどないが、浅田次郎の出世作が映画でどう描かれるかを見たかった。自然と涙が出る映画ではあったが、このお金があれば東日本震災や原発事故処理に活かせることが出来るのにと思ってしまった。そして、堺正人、中村獅童の演技は良かった。


解説: 太平洋戦争終結間近の夏、祖国の復興を願い、GHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗み出した帝国陸軍将校たちと20名の少女たちに待ち受ける壮絶なドラマを描くエンターテインメント巨編。ベストセラー作家・浅田次郎本人が映像化を熱望した原作を、主演に『武士の家計簿』の堺雅人、監督に『半落ち』の佐々部清を迎えて実写化。戦後60年以上を経た現在、自国の未来をいちずに思い憂いたかつての日本人のプライドに感動を禁じ得ない。

あらすじ: 昭和20年8月10日、帝国陸軍の真柴少佐(堺雅人)は、軍トップに呼集され、ある重大な密命を下された。それは現在の価値で約200兆円のマッカーサーの財宝を隠すというもので、真柴は極秘任務を遂行するが、やがて任務の終わりが見えたころ、勤労動員として駆り出された20名の少女たちに非情極まる命令が出され……。