映画__ホームズ
コナン・ドイル原作のシャーロックホームズは、19世紀末のイギリスを舞台に助手のワトソンと難問を解決していくものだが、今回の作品は激しいアクションの連続で、めまぐるしいものだった。随所に特撮を使いながらも、全体の基調はコナン・ドイルの描いたアナログの落ち着いた世界を感ずるのは、イギリス英語のせいなのか。よく見るアクション映画は現代ものでアメリカ英語の世界だけにかえって新鮮に感じたのかもしれない。

ホームズの奇想天外な変人ぶりやアイデアに驚き、モリアーティとの駆け引きやアクションシーンの激しさ、結末の意外さ。最後までハラハラどきどきの痛快活劇だった。ホームズの洞察力のすごさや破壊力のすごさを強調するためにスローモーションを多用するが、アクションのスピードが早すぎてどうなっているかがわかりにくいほどだったのは愛嬌かな。


〈ヤフー映画より〉
解説:
『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jrと『コールド マウンテン』のジュード・ロウがシャーロック・ホームズ、ジョン・ワトソンにふんするアクション・ミステリーの第2弾。おなじみのコンビに謎の女占い師を加えた3人が、ある事件を裏で操る最強の敵との死闘を繰り広げる。監督は、前作に続き『スナッチ』のガイ・リッチー。また、2人と手を組むヒロインを、『ミレニアム』シリーズのスウェーデン出身の女優ノオミ・ラパス、テレビドラマ「MAD MEN マッドメン」シリーズのジャレッド・ハリスが敵役として登場。ヨーロッパをまたに掛けて活躍する、ロバートとジュードの絵になるコンビに期待が高まる。


あらすじ:

オーストリア皇太子が自殺する事件が起きるも、シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は皇太子が暗殺されたと推測。事件の謎を解くため社交クラブに潜入したホームズは、ジプシーの占い師シム(ノオミ・ラパス)と出会うが、シムは事件の手掛かりを知ったことで暗殺事件の首謀者モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)に狙われてしまい……。