Ridilover(リディラバ)が提案する社会問題を解決するスタディーツアー。


6月10日のツーリズム研究会講師は一般社団法人リディラバ代表の安倍敏樹さん。













自身の経歴を淡々と話すが、若いのにオーストラリアやイタリアなどでマグロ漁師をいたなど、話に引き込まれていく。













社会問題の解決には3つの壁があると話を始められた。関心の壁、情報の壁、現場の壁とし、興味がない、可視化されていないので分からない、どう関われば良いか分からないという壁。



複雑化したあらゆる社会問題についてスタディ・ツアーを通して知ることで、課題やその解決に向けたきっかけにすることを提案する。













教育旅行も子供の思い出作りに高い費用を払うのではなく、課題を見つけ、その解決を考えてもらう。そんな提案をしているそうだ。













企業の研修でも、課題設定とその解決を図る能力を高め、収益を上げていく。













行政なら均等配分でなく効果のあるところに集中投資を図る。













地方の課題には意欲搾取があり、意欲のないUターンより、意欲のある人材の確保を。移住はそう簡単ではなく、都会の人材の活用を図る。

スタディーツアーはそんな課題に関心を持ってもらうきっかけにできるようだ。



今後関わりたいことに、第一次産業や旅館などを上げる。非効率の極みに価値を感じ、生きがいを求める若者も多い。など、もう少し話をしてみたい。そんな安倍さんだった。













秋には尼崎市で21世紀の尼崎運河再生事業でスタディツアーがあるそうだ。まずはどんなツアーなのか、一度参加してみたいと思った出会いでした。













この本で安倍さんのことが分かります。是非お読みください。