time out をご存知だろうか。
ロンドンやニューヨークとかでよく見かけるご当地紹介本だ。ロンドンとか言ってフリータイムの時、この案内本を見て出かけたことがある。












伏谷博之さんはタイムアウト東京を2009年におこし、東京のみならず地方からの要請で出かけているようだ。そして最近、「地方が稼ぐためのインバウンドツーリズム」なる提言を「地方行政」でされている。

地方が抱えているインバウンド戦略上の課題だ。大きくは2つ。「ツーリズムに対する認識の甘さ」と「観光行政の硬直化」と言う。
例えば、地方の観光施策をひもとくと、単なる観光旅行とツーリズムを混同しているケースが多く見受けられる。
しかし多くの地方では、観光行動のみに注目し、旅行者による一時的な消費行動を伸ばすための発想が目立つ。

ここで言う地方都市の事例は大阪や札幌なので、私が関わる地方とはサイズが違う。
とはいえ、行政のトップが強いリーダーシップでインバウンドツーリズムを推進することや、外国人の視点でコンテンツに重み付けをしていくことだと言うことには耳を傾けたい。

日本を訪れる外国人にとって、いちばんの楽しみは何だろうか。日本でしかできない「未知なる体験」に他ならない。だからこそタイムアウトは、彼らが具体的な行動をイメージしやすいように「THINGS TO DO」=「その場所でしかできないこと」という形での提案にこだわっている。

大いなるヒントがこれまでの観光都市や観光ではない都市でもこれから観光交流を考えるならあるように思う。