ミレニアル世代とは米国で2000年代に成人あるいは社会人になる世代をさし、1980 年から2000年代初頭までに生まれた人を言うことが多い。
世界の人口の52%が30歳未満であり、先進国や日本以外は若い人たちが圧倒的に多い。その世代は航空券やホテル予約をスマホで行なう。
シニアの僕自身もスマホで予約を済ますし、スマホを使いこなすシニア世代はますます増えていく。
観光庁のデータによると、訪日前の外国人の63%は日本の情報をインターネットで取る。過去5 年間のグーグル検索数は約2.3倍であり、その大きな牽引役はスマホ。
最近驚いたのが英語で検索する町のイメージ。ぜひ英語で検索して欲しい。
例えば、kyoto、okinawaは分かるが、hiroshimaは? では、akita は?
秋田は秋田犬で有名。だから、今年のツーリズムEXPOでの秋田県のブースは、大きな akita dog。昨年は見てないので分からないが驚いた。
(Akitaを検索すると、秋田犬なのか)
訪日客の8割が個人客の時代となり、航空機やホテルをスマホで予約する外国人相手に、日本のデジタル活用は圧倒的に低い。相変わらず紙パンフを用意する日本だが、ドイツ観光局は 2016年11月30 日紙媒体を終了し、オンライン媒体のみに集約している。アジアでは外国人の誘致では先行するタイ観光局も同様と聞く。
僕のスマホには最近自分が検索した旅行や宿泊情報に近いものが届いたり、どこかに着くとトリップアドバイザーなどからその近辺にはお勧めのレストランがあるよと言う情報が届く。皆さんはどうですか?
先日和歌山に行った帰り、紀の川市の産直店をグーグルで検索したら、3年前に行った店として表示されびっくりするばかり。ここですね〜。
こんな情報提供・入手がこれからは必須になるし、AIやIoTなどのそんな仕組みをいち早く構築したところに訪日客が集まるのではないか。
知られていないのに、くるはずがないし、ましてインスタで取り上げられない街にちょっとプロモーションしたからと外国人が来るはずもない。
今後は、来訪者の旅行後の写真のアップやいいねなどのシェアがどのようにされているかを把握すれば、それを次に活かす事もできるだろう。
活用が遅れている日本が、IoTやAIでどんなことができるのか、理解したいと考えている。
トラベルボイス オンライン旅行市場 がアジア太平洋市場がシェア最大になるとある。(Travel Voice 2017.7.6)