2月9日、近くに見学できるところを探すと対馬丸記念館まで徒歩11分で行けることが分かった。

途中、孔子廟を見つけ入ってみた。
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バス停に「久米孔子廟」とあった。
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対馬丸記念館は平成16(2004)年開館した。IMG_1334

昭和19年8月21日、対馬丸は学童集団疎開の子供達をたくさん乗せ那覇港を出港し、22日夜10時過ぎ。潜水艦による魚雷攻撃で沈み、学童780名を含むおおよそ1500名が亡くなった。
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敗戦が続き、遺族にも箝口令が敷かれ新たな苦しみを生んだそうだ。
館内には資料展示は少なく、亡くなった人たちの「夢」を語って欲しいと語りかける。
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2階の展示と吹き抜けの壁にスクリーンや筏にしがみつく姿が展示されている。
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沖縄の海はこの時すでに激戦となり、攻撃は軍民へ無差別で攻撃され、沖縄の人々を乗せた26隻の船が沈んだ。
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対馬丸の船底に「貨物」のように詰め込まれ、息苦しくていた様子が生き残った生存者(上原清氏)のスケッチで見られる。
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尋常小学校が国民学校に変わったことを示す展示。
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学童疎開は九州三県で始められたが、すでに沖縄と鹿児島の間では米軍潜水艦による攻撃で何隻も沈められたことを親たちは公然の秘密として知っていたので進まなかったそうだ。
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また、同年10月10日には南西諸島への米軍による無差別爆撃にさらされた、そんな激しい史実を知る展示です。この事実を子供達の案内やコーラスなどで語り継がれて欲しい。

琉球サンロイヤルホテル(旭橋駅近く)から歩いて約10分。2階から入る。入場料500円。