日本に帰って違和感のある言葉があったが、その一つが「源泉100%かけ流し」。
たぶん自然のまま流しているという意味だろうけど、なんでわざわざそんな表現を
使うのか疑問に思っていた。
2004年4月日本に帰ってきたが、7月6日に「白骨温泉公共野天風呂」の入浴剤混入
問題が報道されたのは記憶もまだ新しい。これに端を発した、日本の温泉に関わる
一連のスキャンダルは今静かになっている。
新幹線に乗るため新大阪駅構内の本屋で、松田忠徳さん著の『これは温泉ではない』
(光文社新書、700円)という本を見つけて一気に読んでしまった。
たぶん自然のまま流しているという意味だろうけど、なんでわざわざそんな表現を
使うのか疑問に思っていた。
2004年4月日本に帰ってきたが、7月6日に「白骨温泉公共野天風呂」の入浴剤混入
問題が報道されたのは記憶もまだ新しい。これに端を発した、日本の温泉に関わる
一連のスキャンダルは今静かになっている。
新幹線に乗るため新大阪駅構内の本屋で、松田忠徳さん著の『これは温泉ではない』
(光文社新書、700円)という本を見つけて一気に読んでしまった。
温泉にはかけ流しと循環式の2種類がある。
循環風呂とは一度入浴客が浸かった湯を捨てずに回収し、ゴミを取り除き、濾過器を
通し、消毒殺菌し、加熱して浴槽に戻し、再び提供する仕掛け。資源保護には必要な
手段だけど、循環である旨公表していない温泉が多い。
2004年9月29日 国交省が「温泉表示実態調査」の結果発表によると、全国の旅館
ホテル3124軒中、2282軒から回答。温泉利用が1310軒。
その87%が加水、加温、汚れの除去の目的で循環。その79%がそれを表示せず。
また、2002年宮崎の日向サンパーク温泉では7人が死んだが、近代技術で清潔が保たれ
ているはずの循環施設で、何人もの命が奪われている
2003年温泉が枯渇していたにも関わらず、温泉の看板を掲げ続けた吉良温泉事件が
あった。大小19軒の町中でニセ温泉(沸かし水)を提供していた。
衝撃の強烈さ、業界に与えたダメージの大きさは白骨温泉事件よりはるかに重大だ。
などなど、情報の開示面では非常にファジー。
写真は昨年12月「雲仙観光ホテル」に宿泊したときにお風呂での温泉表示を撮ったもの。
利用源泉温度、泉質名、引き湯方法、循環無し、加水・加温あり、新湯入れ替え頻度
は毎日、毎日清掃などを表示。
松田さんの著書によると、『24時間かけ流し』は洗わないので清潔ではなく、毎日
浴槽を洗うほうが綺麗だとあったので、この入浴時間だと清掃しているので安心かなと感じた。
逆に循環式なら塩素が臭いからと入浴者からクレームがあり塩素を入れないと、
レジオネラ菌などが発生しやすくお年寄りや子供にダメージを与えやすい。
などなど、いよいよ温泉とは何か、癒しの素を正しく理解したいものだ。
最近、この温泉はなあに?なんて気になり、ゆっくり楽しめない自分です。
循環風呂とは一度入浴客が浸かった湯を捨てずに回収し、ゴミを取り除き、濾過器を
通し、消毒殺菌し、加熱して浴槽に戻し、再び提供する仕掛け。資源保護には必要な
手段だけど、循環である旨公表していない温泉が多い。
2004年9月29日 国交省が「温泉表示実態調査」の結果発表によると、全国の旅館
ホテル3124軒中、2282軒から回答。温泉利用が1310軒。
その87%が加水、加温、汚れの除去の目的で循環。その79%がそれを表示せず。
また、2002年宮崎の日向サンパーク温泉では7人が死んだが、近代技術で清潔が保たれ
ているはずの循環施設で、何人もの命が奪われている
2003年温泉が枯渇していたにも関わらず、温泉の看板を掲げ続けた吉良温泉事件が
あった。大小19軒の町中でニセ温泉(沸かし水)を提供していた。
衝撃の強烈さ、業界に与えたダメージの大きさは白骨温泉事件よりはるかに重大だ。
などなど、情報の開示面では非常にファジー。
写真は昨年12月「雲仙観光ホテル」に宿泊したときにお風呂での温泉表示を撮ったもの。
利用源泉温度、泉質名、引き湯方法、循環無し、加水・加温あり、新湯入れ替え頻度
は毎日、毎日清掃などを表示。
松田さんの著書によると、『24時間かけ流し』は洗わないので清潔ではなく、毎日
浴槽を洗うほうが綺麗だとあったので、この入浴時間だと清掃しているので安心かなと感じた。
逆に循環式なら塩素が臭いからと入浴者からクレームがあり塩素を入れないと、
レジオネラ菌などが発生しやすくお年寄りや子供にダメージを与えやすい。
などなど、いよいよ温泉とは何か、癒しの素を正しく理解したいものだ。
最近、この温泉はなあに?なんて気になり、ゆっくり楽しめない自分です。
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