今日は曇り時々雨の天気予報なので、予定通り桜島へ車で渡った。フェリーには誘導
のまま乗り込み、船賃の支払いは到着後で良いそうであっという間に船上の人だ。
桜島までは片道15分で着くが、ちょっとした船旅が楽しめた。到着後、「道の駅」で
桜島の地図をもらい訪問先を確認し、甘夏みかんと小みかんふくれを買い求めた。

錦江湾を行き交うフェリー小みかんふくれ

桜島でも日帰り温泉に入りたかったので、今回は国民宿舎レインボー桜島の「マグマ
温泉」に入浴することにした。地下1000メートルから湧出する塩気の強い鉄分を含む
泉質(ナトリウム塩化物泉)で、浴槽からは錦港湾を眺めることが出来た。「桜島ビ
ジターセンター」に車を止め、海側のなぎさ遊歩道や溶岩探勝路を少し歩き、錦江湾
を行き交うフェリーや溶岩の景色を楽しんだ。
ビジターセンターでは噴火の歴史を見ることが出来るが、昨年の桜島の噴火は51回、
今年はすでに26回確認されている。先週鹿児島に来たときははじめて降灰を体験した
が、資料を見ると火山と共に生きている町だなと実感する。噴火の前兆があるので
町長が国の機関に問い合わせを何回しても噴火は無いという発表を信じたため、町民
の避難が遅れ被害を出したことがあり、本能に従って行動すべきと書いてあったのが
印象的だった。

烏島展望所でちょっとお腹に入れることにして立ち寄る。桜島が大隈半島と地続きに
なった大正噴火のとき、溶岩に埋もれてしまった烏島跡に出来た展望所に自分たちが
立っているのが不思議な感覚ですね。火の島めぐみ館で買った紅甘夏と小みかんふく
れをこの展望所で景色を眺めながら食べるのも良かった。このふくれは小ミカンの味
がしっかりして、なかなか素朴でおいしかった。

叫びの肖像

このあと、長淵剛の桜島コンサートを記念して作られた「叫びの肖像」に立ち寄る。
何も無い不便な桜島に75,000人ものファンが集まったのは本当にすごいなと思うし、
若い人たちが記念写真を撮りに立ち寄っている人気の場所なんだと実感した。

有村展望所からの南岳

続いてしばらくドライブし、有村展望所から南岳の雄姿を眺め、溶岩道を歩いた。
ずいぶん草木が生え、特異な景色を形成し、豊かな自然を感じることが出来た。