fb27b5c3.jpgクリント・イーストウッド監督の作った映画「インビクタス」を久しぶりに母も連れて見にいった。平日夕方6時半からということもあり、観客は10数名と少なかったが、映画が始まるといきなり引き込まれた。

アパルトヘイト政策で世界から批判されていた南アフリカ共和国で1994年に選出された黒人のマンデラ大統領が、これまで迫害をしてきた白人と国民の大半の人口を占める黒人を、自国で開催されるラクビーのワールドカップ大会を通して一つの気持ちにしたいと考えた隠れた秘話に基づいたストーリーだった。

ラクビーチームの主将役ピナールをマうト・デーモンが演じている。愛読していた小説家ロバート・ラドラムが書き下ろした「ジェイソン・ボーン」三部作の主役を演じていた好きな俳優だ。
マンデラ大統領の真意を知った主将は何とかチームをまとめ上げ、絶対勝てないと言われたニュージーランドオールブラックスに奇跡的に勝利したこの映画は、一つずつの史実を積み上げて作られたので、心を打つものがあった。
今年、ワールドカップサッカーの開催される南アフリカだが、マンデラ引退後の歴史はわからないが、なぜ治安の悪化を招いたのか気になる。


<ヤフー映画より>

解説: ジョン・カーリン原作のノンフィクション小説を、『グラン・トリノ』のクリント・イーストウッド監督が映画化した感動のドラマ。反アパルトヘイト運動に尽力し、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラと、同国のラグビー代表チームのキャプテンとの人種を越えた友情を描く。主演は『ダークナイト』のモーガン・フリーマンと、『インフォーマント!』のマット・デイモン。新旧の名優たちが熱演する実話を基にした物語に胸が震える。

あらすじ: 1994年、マンデラ(モーガン・フリーマン)はついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)は、一致団結して前進する。