NPO 法人スマート観光推進機構主催の「観光の広場」が 3月15日、共催でもある公益財団法人 都市活力研究所 セミナールームにて開催されたので久しぶりの参加。
司会は理事長の星乃勝さん。

ゲストは今年度の締めでもあり、同NPOの副理事長である清水 宏 一(株式会社 時有人社 代表取締役)さん。
元京都市観光政策監、元亀岡商工会議所専務理事。












テーマが文化財保護ではあるが、清水さんが京都市観光政策監や退職後の大学や商工会議所で取り組んで来たことなど面白おかしくお話しされ、あっという間の90分だった。












お話の要点:
1)観光は綜合行政の典型

リーダーシップに恵まれた。観光統計が大切。

天の時、地の利、ひとの縁。

ここがチャンスとなればチャレンジしたい。

何をやるにも、4つのセンが大切と、戦略、宣言、宣伝、先鞭をあげられた。


2)京都はな文化財の宝庫

誰にも占領されず戦乱も無い。京都の戦後とは応仁の乱1467年でそれ以降戦いはない。

しかし、多くの観光客が訪れる観光都市・京都が荒れてしまってる。


3)京都観光の弱点は4つある

京都らしい宿泊施設がない

慢性的交通渋滞

外国語表記・通訳人材が少ない

後手にまわる文化財保護


4)文化財を誰が守るか

技術   足りない

材料   足りない

思想   放置すれば消え去る文化

費用   社会貢献の必要性


寺もよく見ると、屋根が痛んでいるし、戸がぼろぼろになっている。

政教分離で補助は 1/2が限度残りをどうするか。いまや、 檀家、奉仕者が減り、若い人や外国人は施、賽銭をやらない。


5)『デジタルアーカイブ京都宣言』

稲盛和夫が  1998.12.10に提唱した。


◆温故知新   先人の知恵に学ぶ

◆不易流行   芭蕉に『去来抄』

   変化を重ねる流行性こそ不易の本質である


社会貢献と観光と文化財保全


れからも京都のために尽くしたいとの宣言をされたと思いました。


何もせず寂れていくのではなく、これからは残すためにスマホによるデジタル技術を活用した仕組みが必要ですね。