10月5日、今日は枚方河川公園から枚方宿へ散歩。綺麗な夕日でした。
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堤防へ上がると信号の向こうに黒い大きな石碑が見えた。「明治18年淀川洪水碑」は枚方登録文化財。
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1885年6月の豪雨で2度に渡り決壊し、大阪府内で755村、7万戸が浸水。幅180m、水深5.5mを記録した。
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その信号を越えて降りると、まっすぐ歩くと枚方公園駅、左にすぐ折れると「枚方宿」の街並みが広がる。

船番所跡の屋敷が残る。

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枚方宿は京都・伏見と大坂の中間で江戸時代、ケンペルやシーボルト、アーネスト・サトウなど外国人が休憩や食事を取っている。
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そこを右折してすぐに、枚方市立枚方宿鍵屋資料館が見えてくる。鍵屋は元料理旅館で江戸時代後期の町家構造で枚方56次の代表的な建物。
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当時、運航の権利を得た箇書船は乗客28人を乗せた三十石船671艘、貨物輸送に使った二十石船507艘が大坂と京・伏見を航行していたが、そこに、伏見船も新たに営業を始め、熾烈な競争が繰り広げられていたそうだ。

ちなみに、食らわんか舟とは大阪と伏見を行き交う人々を乗せた三十石に「めし喰らわんかい」「酒飲まんかい」と呼び込んだことで知られる。
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今は市民運動として枚方宿を盛り上げるため、「枚方宿くらわんか五六市」を毎月第二日曜に開催している。
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(五六市ホームページから借用)