蒜山高原2日目の午後は、片道1時間かけて同じ真庭市久世にある旧遷喬(せんきょう)尋常小学校を訪ねた。

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遷喬という学校名の由来は中国の史記の一節。


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学校では珍しい廻り階段。


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2階には折り上げ格天井の講堂。


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国の重要文化財に指定されていることを知り出かけたが、左右対称の完全なシンメトリーのデザインが特徴的。


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窓ガラスの歪み具合が古さを証明している。


前身の明親館が明治3年に出来、明治7年に代官所御蔵を校舎として遷喬小学校が出来、この校舎が建築されたのが明治40(1907)年。県下で多くの多くの公共建築を建てた江川三郎八の設計による。実に町の予算の約3倍を投じて完成し、1990年に閉校されるまで多くの卒業生を送り出した。そんな人たちが存続を希望して保存が決まり、平成11年に国指定重要文化財となっている。

それにしても明治期の教育への関心の高さには驚くばかり。地域の民度の高さが伺えるように思う。映画「ALWAYS 3丁目の夕日」など多くのロケ地となっているそうだ。
 旧遷喬尋常小学校を見学した後は、温泉。


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湯原温泉手前の真賀温泉館。


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階段を上がっていく。

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250円払って入浴。今どきタダみたいなもんや。



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狭い湯船には先客が1人だけ。眼鏡を外して入ったら底が岩ででこぼこ。足を踏み外しそうになったが、湯船が深くてゆったり。特筆すべき泉質ではないが、掛け流しで肌に優しく纏わりつく好きな感じ。


湯上がりのおやすみどころも冷房はないが、吹き抜ける風と扇風機にあたる。
尋常小学校見学でかいた汗が取れ、気持ちが良い。
さて、夕食をどうしようかとかみさんと話す。