3月18日、日本平を出て静岡県立美術館に入った。
静岡行きを決めて見つけたのが県立美術館での「生誕140年記念 石崎光耀」展。

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静岡県立美術館は日本平に隣接した草薙地区にあった。

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立派な美術館だった。

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石崎光輝は南砺市出身で、画家という雰囲気ではなかったのも納得。剣岳やヒマラマまで登山している。

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人となりを漫画で紹介してもらうのは良い。

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石崎光輝「燦雨」(1919年作、南砺市立福光美術館蔵)は第一回帝展特選。32歳でインドに渡りこの絵を描いている。

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石崎光輝「雪」(1920年作、同上)。

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石崎光輝「白孔雀」(1922年作、中之島美術館蔵)。

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ご存じ、伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」(静岡県立美術館蔵)は枡目描きの手法だ。
同じ鳥獣画家として
石崎光輝は若冲に最も関心を持ったそうだ。

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左隻も入れて。

総合運動場や県立大学などもある草薙の地名が懐かしく、また、伊藤若冲再評価に繋がったという言葉に惹かれ、3月23日で展示が終わるのでそれまでに行きたいとも思っていた。
正直、石崎光輝は知らなかったが、伊藤若冲に学び再発見につなぎ、若き上村松篁に大きく影響を与えたその流れを知り、大いに惹かれた美術展だった。